その起源は、延暦年間(8世紀)とも寿永年間(12世紀)ともいわれています。
その昔、この里一帯に疥癬という皮膚病が大流行し、里全体が衰微し生活ができなくなりました。
困った里人たちが集い、阿蘇大明神に祈りを捧げると、一夜のうちに天地鳴動と共に、高い山が開き、深い谷を埋めて現在のような平坦地ができました。そこから 熱いお湯が湧き出たのです。
その湯を浴びた里人たちの皮膚病がたちどころに治ったという話が伝えられています。
平山という地名も、この言い伝えから生まれたと いわれています。
特に慢性皮膚病に効能が高く、戦国武将の加藤清正翁もあせもを治したと伝えられています。